JR渋谷駅前にある渋谷ヒカリエで開催されたAmazon Fashion Week TOKYOへ、スポンサーのひとつである獺祭の桜井社長にご招待いただきまして行ってまいりました。

“ファッション・ウィーク” とは、年2回、世界のファッション都市で開催されているファッションの祭典で、ファッション・ショーや展示会で発表される最新コレクションから、次のシーズンのトレンドが生まれています。
※同ウェブサイトより

とのことであります。渋谷という町柄もあってとてもファッションに興味があり個性的なお客様で会場は溢れていました。私はただの普段着でしたので場違いな感じでありましたが着物を品よくかつこなれた着こなしをした女性のグループの姿もあって、定型なスタイルだけのショウとは違う雰囲気を感じ多様な感性個性が集まった場のように感じました。ランウェイを歩いてくるモデルさん、アイデアに富みとても触発される衣装、そしてその演出の数々。私にとってほんとうに縁遠いファッションショウを間近で見ることができとても貴重な体験となりました。

ショウは二部構成になっていて、終わる度にホール横で獺祭スパークリングが振舞われました。お客様はファッションに対して大変柔軟な方が多いと推察され、そんな方に日本酒を提案する場合に大変適していたのがスパークリング酒だったのではと思います。通常の純米酒でもきっと高い評価を得たと思いますが、飲むシーンを提案する、という点においては大変印象深くお客様に受け止められたのではと思います。

さて、うぐいす色の着物で来場されているのは桜井博志会長。近頃イベントに出席する際はほとんど着物だということです。背中に獺祭の文字がシャレてますね。伝統がちがちでないところに茶目っ気のある桜井会長らしさを感じます。最初こちらに向かって歩いてくるお姿を見つけた時は、プロの噺家さんかと本気で思ったほど着慣れて自然でした。

近年世界の有名なモーターショウに出店しなくなってきていると自動車メーカが増えているというニュースを見たことがあります。莫大な出展費用の割に反応が鈍いらしいのです。その代りにスマートフォンなどの通信機器の展示会、家電製品のショウ、または大型ショッピングモールに通年展示できるスペースを構えるなど、以前とは大きく違った取り組みをしているとのことです。ユーザーと接点をどこに持つか、は大変重要なポイントですからただの思い付きや遊びで家電のショウに出店するはずがありません。結果が出ているからだと思います。有名なモーターショウにはそこに行くだけの動機を強く持った人だけしか集まりませんからより多くのお客様の目に触れさせるなら上記の展示会等にはマッチすると考えられます。以前から考えるととても斬新な取り組みです。獺祭もこういったイベントをサポートするには類似した考え方があるのだと想像します。いままで日本酒に触れるチャンスの無かった方にシーンごと体験し覚えてもらう良いチャンスだと感じたとても華やかで新鮮なAmazon Fashion Week TOKYOでした。