2017年の桜です。
今年は平年並みの開花で入学式に満開の桜が重なる美しい映像をたくさんテレビで見ることができます。しかし毎年私が訪れる公園の入り口には「散りはじめ」の看板が掛けられていました。ソメイヨシノより一週間ほど開花が早いと言われるしだれ桜だからのようです。緑色がちらほら混じっていました。
それでも花は見頃です。温かい日差しと気温でとても過ごしやすく、平日にもかかわらずたくさんの人出で賑わっていました。
撮影をしながらうすいピンク色の小さな花を見ていますと、華奢で咲く期間も短いのに毎年かならず花をつけ多くの花見客に感動を与えていることに感銘を受けます。私たち人間だって生きている限り雨や風、いや台風だって来るけれども耐え忍んで頑張ればきれいな花を咲かせられるという、それは昔から言われている間違いのないいろんな出来事の受け止め方と生き方の教えを毎年確認しに来ている、そんな風に思えます。
茶屋が営業をしていまして、お団子やお酒を楽しむことができます。いつもお酒を買おうかなとおもうのですが、「日本酒」としか書いていません。ここで銘柄や種類を尋ねるのも無粋だなと思い、毎回花見酒を諦めています。好みのお酒であったらぜひとも楽しみたいところです。
来年のこの時期にはこの桜に良い報告をできるよう、今年も頑張るだけです。
いい歳の男がこんなロマンチックな話をするのも、可憐で美しくも芯の強い桜の花に感化されるからでしょう。桜満開のこの時期に皆様もどうぞ美しい花とおいしいお酒を楽しんでみてください。
2017.4.6撮影
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